rails 独学して軽くにちゃんまとめつくる

ぼくりり『kurage』 の解釈

イントロ前はパチパチという音声から始まる。これはもちろん拍手の音だ。ぼくりりのライブが終わったときのことを指している。拍手音がしだいにちいさくなり

望んだ結末ははるかかなた

 というのはこのライブ終わりのことをいっている。

朝方光が差し込む部屋

くらがりの中で感じるつながりそれよりもずっといい

 ライブの次の日、ぼくりりが目を覚ましたときに思ったことが「くらがりの中で感じるつながりそれよりもずっといい」。暗闇の中とはライブ会場のこと。ライブ会場で感じた「キャーぼくりりーー!」「かっこいいー!」「ありがとーー!」というファンと歌手としての一対多の関係なんかより、この自分の部屋のほうがいいということ。酷いことさらっというな~(笑)

どうでもいいよ

自分殺して

なにもかもに流されるよ

どうやらこれはアーティスト全般に共通する悩みらしい。日常レベルでいえば「キャラをつくる」とかもそう。ぼくたち本来の自分を隠してうけのいいキャラを演じたりする。「おちゃらけキャラ」だったり、「不思議キャラ」だったりと。

 

カーテンにくるまりながら迎える朝

また今日も目標もなくただ生きてる

これ。うまく言い表されている。「朝」からいきなり「今日も生きている」に場面転換されている。ふつう生きていると思い出すのは朝食を食べているときや寝起きではなく昼休みとか学校終わりだろう。いきなり8時間くらい時間がジャンプしているのだ。こういうときはよくある。なにも考えずぼーっと過ごしていたら平気で一日ぐらい過ぎていたことなんてザラだ。そういう日ってだいたい「目標もなくただ生きている」とき。何もすることないな~とか、勉強やだな~とおもってスマホを触っているときなんかまさにそう。で、それを4行で表したのがこう。

当たり前の日々があるだけなら

それでいいしそれがいいし

伝えたいことと変わらないこと

海月のように漂うだけの昼夜

 

つぎにこんな歌詞がでてくる。

みんなの期待が

柔らかく僕を押し潰す

これはぼくりりが持ち上げられていることに関してなにか圧迫したものを感じている。ぼくりり天才 と検索するといっぱい出てくる。ほかにもたくさん記事で取り上げられている。これに関して重みを感じているのだろう。普通日本語ではこういう状態を「持ち上げる」というのだが、「押しつぶす」という真逆の言葉で表していて面白い。

ぼくりり天才 - Google 検索

 

音と音と音と抱いた代償

きっとずっと知ってた戻れないこと

 音と抱くっておもしろい表現(笑)

まあ音楽の道で食っていくということなんだが、彼も彼なりに苦しいんだなー。だが苦しくてもいいから立場を代わってくれと僕は思う。いっかい黄色い声援を鬱陶しくなるほどと浴びてみたい。

鬱のバラード 鬱のバラード 鬱のバラード

 まあそういうことなんだろう。

 

 

少しずつずれる思惑

くまなく張り巡らす包囲網

 これはさっき出てきた

自分殺して

なにもかもに流されるよ

 の繰り返し。初めやろうとしていたことや、思惑が時間がたつたびに人にあわせていってずれていってる。気づいたらそこに包囲網が張られていてもう方向転換はできない。自分の思うようにはいけない。

 

もういいよその一言を待っていた 

 いいな、この節。どうやら彼は「がんばれ」でもなく「応援しているよ」でもなく「もういいよ」という言葉がほしいらしい。どこかで聞いたこのだがある人が人生の節目で出発点を迎えるとき「がんばれ」ということばではなく「なんかあったら帰ってこい」という父の言葉に感動したのだそう。似たようなもんだ人生でつまづいて疲れているときは「もっとがんばれ」ではなく「もういいから休め」という言葉のほうがいいのかもしれない。

 

その代償にkaleidoscopeの中に

閉じ込められて 

 その代償とはさっきでてきた「音と抱いた代償」のこと。 kaleidoscope は万華鏡のことで、こんな感じ。

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万華鏡の中に閉じ込められた感じというのがさっぱりわからん、難解すぎる(笑)ぼくはこんな気持ちになったことがない(笑)

ただ、万華鏡というのはとても不安させるものを感じる。あれをキレイキレイとみる人はいるが、それを毎日眺める人はいない。きれいな絵やきれいな人を見続けることはできるが、きれいな万華鏡は見続けられない。目が回るのもあるが、上のような画像ですらなんか不安に感じる。「精神病の人の書いた絵」というのを思い出した。

 

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精神病 書いた絵 - Google 検索

 

こんな中に閉じ込められるなんてたまったもんじゃない。どんだけ苦しいねん。

 

自分の基盤を失ってなお繰り返す

trashy grooving

ぐらり揺れる影に抱かれて

 

「自分の基盤を失って」というのはまた「人に流されて~~」の繰り返し。めっちゃ訴えてくるな・・・そんな無理せんでもええと思うが・・・

trashy はつまらない、grooving ゆったりたのしんでいるという意味がある。まるで万華鏡を表してるよう。ぐらり揺れる影とは万華鏡にうつった自分のことか?それとも音楽のことか?

 

いつからか見えなくなった

でもこうやって風は凪いだ

だからまた泳げるよ

遅れないように息を吸い込む 

 

たぶんその風は追い風。自分に動くように促し、後押ししてくれるように吹く風。だから、「だから」という言葉が使われる。「泳ぐ」という言葉がでてきて唐突だなあと思っているとそういえばこんな歌詞があった

乾いた大地に別れを告げる 

 これはそういうことだったのか。大地に別れをつげ、水の中へ泳いでいく、とな。。。